STAR OCEAN Sanctions of God







第一章 






第四部



「ねぇ…なんでこういうときに…いないの……ひぅ……

…アシュトン……!」

プリシスは自分に迫る悪い予感と、またくるかもしれない

辛くて、痛くて、悲しい…戦いが……嫌だった

すぐさまエクスペルにいるアシュトンにモニターで愚痴を言いたい

どうしていいか問いたい…

すぐそこにいたらぽこぽこと殴りたい


アシュトン…!アシュトン…!アシュトン!


モニターのボタンを押そうとする自分の手をつねりながら涙でいっぱいの自分のデスクを見て

より自分を責め立てた

「アシュトンに頼らないって…決めたんだから!…ぅぅ…ひくっ…」

アシュトンに言えばうむと言わずに着いて来てくれる

だから…

頼ってしまう



ふと目に付くオルゴール


エクスペルの頃に買ってもらった…オルゴール


あの時は欲しかったから買ってもらったってのもあった…


でも今は…そのメロディーが私の支えで……


「アシュトン……!」


「だから…さっきからどうしたのさー」

アシュトンのふ抜けた声、いつのまにかアシュトンからモニターをつないでいたようだった

「なんでも…ひっく…ないよー…」

プリシスは顔を腕で隠して、口元を緩めた

「なにー…?泣いちゃって…

またレオンにリヴァルの話で馬鹿にして大喧嘩でもした?」

込み上げてくる感情とともに、涙がより溢れていく、鼻水も止まらない

デスクが酷い事になっているのはどうでもよかった

アシュトンは昔のようにあわあわせず、冷静な状態で微笑んでいる

「うん、レオンがあまりにもムカつくもんだから…」

アシュトンはその返答に少し顔が残念そうな表情になり、プリシスから目線を反らした

「僕は…やっぱりまだ頼りないかな…プリシス」

その言葉にプリシスはついに感情が溢れて、モニターを抱えてわんわんと泣き出した


「ぅぁぁん!!!ぅぅ!ぅぅぅ…アシュとぉん…ひぅ…違うぅ…!アシュトンは頼りなくなんか…あぁぅ…

また…戦わなくちゃいけないのぉ!どうすればいいの!ねぇ…!ねぇえ!!」


アシュトンはモニター越しに少し驚いた表情だが、やはりどこか微笑んでいた

「プリシスらしくないなー…

プリシスがこれだと思うほうでいいんじゃないかな」

プリシスは首を横に振って、画面を放してやっと落ち着いて椅子に座った

「それが…分からないんだよぉ……」

アシュトンは少し困った顔をしたが、すぐさま笑顔になって指を立てて答える

「僕もいく…」

「ぜったい駄目」

違うように意味をとったのか、アシュトンは即答されて少し落ち込みぎみになっているが

プリシスは零れ続ける涙を袖で拭きながら細々と答える

「アシュトンは…私の大切な人だから…巻き込みたくないの……分かってよ…」

アシュトンはほぁーっとした感じでいたが、ゆっくりと真剣な瞳に変わっていった

「そんな戦いに僕も大切なプリシスを行かせたなくない…!だったら一緒に行って手助けしたい!」

言い終わる前にモニター越しのアシュトンの唇に自分の唇を合わせると、プリシスはにっこり笑った

「ぷ、プリシス!?///」

アシュトンはどぎまぎしながらも嬉しそうに顔を赤くしていた

「えへへ///なんかさっき見せびらかされたからさ…なんとなく…///

……ありがとうアシュトン」

「そっか…ねぇ、プリシス」

アシュトンはそう言いながら目をプリシスに向けた

「何かな?」

「絶対助けに行くから」

プリシスは唇を噛み締めて、アシュトンに触れたい衝動にかられるのをこらえてコクリと頷いた











----エクスペル----



「さ…時間です…

そろそろ…死ぬ覚悟はできましたか?」

そこにいたのは…


リヴァル


アシュトンはモニターを閉じると、先ほどまでの弱気な自分とは打って変わって表情が凛々しくなっていた


「すまないけど…時間をくれたおかげで死ぬ気がなくなったんだ

勝たせてもらうよ」


リヴァルはあざ笑うかのような表情でアシュトンを見た後に姿を変えた

「剣士の誇りとしては…剣士でやられたいですよね?」

まるで戦乙女を思わせる威圧感と存在感、アシュトンは苦笑いするしかなかったが


「何がなんだろうと…僕は負けない

プリシスを、皆を助けに行くんだ」


そすがにその言葉にしびれを切らして、リヴァルは顔を歪めた


「そのような維持をはる意味が分かりませんね

このような状況下で!!!」












*こめんと*

ちくしょう!!!プリシスだけはぶくな!レオン!

んで、アシュプリきたーーーー!!(興奮

BSからそのままの延長線

信頼しあえる仲になっていたと

クロードはどうせレナとだもの!(クロレナ主義者ですが

やぱっぱり戦場にかりだされるのは嫌ですからね!(違う

元気いっぱいのプリシスでもやっぱり大人になったんだなと

あんまり変わりませんが(ぁ

そして急展開

ほのぼのとモニターに喋りかけていると思われたアシュトンだが、後ろには殺す気満々のリヴァル!

あれ?なんでリヴァルが二人も?さぁーどうなるんでしょうかー!

アシュトン絶対絶命!!頑張って!(無責任





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