STAR OCEAN Sanctions of God







第一章 






第三部



「こいつも…再生したのか…」

レオンが苦笑しながら拳と拳をぶつけ、プリシスはフェイズガンを二丁抜いて、戦闘準備をした

リヴァルは冷静にニューを見つめて問う

「一つだけ問います。あなたは敵として私達の前に現れましたか?」

ニューのボディは相変わらずスラリとしているが、どこか形態事態が違うように見える

ただならぬオーラを放ち、断固として沈黙しているが

リヴァルはニューの拳が既に溝に入っていることに、気付かなかった

「ぐふぅッ!」

あまりにも攻撃が早く、油断しえたリヴァルは気絶するほどの痛みに両膝を付く、

追い討ちをかけるかのように顎を下から蹴り飛ばされ、

宙に浮いている上体からニューは片足で頭を踏み潰した

「くぅッ…!」

口から血を吐くと、歯を食いしばって体勢を立て直そうと踏ん張るが、びくともしない

「こういう形で理解してもらえるとありがたい」

ニューはどこか薄ら笑うような声で呟く

「そ、そんな!リヴァルが一瞬で!」

プリシスや皆はリヴァルの強さを知っている、俊敏な動きに、超絶な破壊力

そのリヴァルがこうもやられてしまう相手に、私達は勝てるのか…?という不安にかりたたれる

「リヴァル!」

レオンがあまりの瞬時の出来事に冷静を保てなくなり、駆け出しそうになっていた

「まぁ、焦らず聞いてほしい、お前らには消される理由を知る権利がある」

ニューは頭から足を離し、リヴァルの背中を踏み潰す

「ぐぁッ!」



内臓が破裂でもするのではないかと思う衝撃、次第にぼやけるリヴァルの視界には…

レオンがこちらに向かって突っ込んで来ている所だった

駄目だと呼びかけようとするが、レオンは構わず右ストレートのパンチを繰り出し、

それをニューが受け止め、その受け止めた拳ごと投げ飛ばそうとするが、

既にレオンは手を引いて左手でボディを狙う、またそれを受け止めようとした瞬間

ズガンッ!

の音とともにレオンは上段蹴りをお見舞いした

そして、ニューがぐらついたのを見計らい、右手の紋章が赤く浮き上がり、闘気とともに右手を覆う炎となる


「ファイヤーブリッド!!!」


あまりに早い紋章術の速さと、スピードにニューは直撃をする他なかった

「ぐ!紋章術と格闘のハイブリッドか…?」

ニューの損傷は大きな物で、ボディを軽く焦がしながらえぐっていた

そして、プリシスは驚きを隠せない

「ちょっと!?レオン!?いつも研究所にこもってたのに!どこで何したのよ!?」

プリシスはニューの事をそっちのけでレオンに詰め寄った

レオンは分が悪そうにそっぽを向きながら呟く

「プリシスが寝てから練習してた…」

「レナ(格闘技)とアシュトン(紋章剣士として)にでしょ?」

コクリとレオンは頷くと、プリシスは涙ながらレオンの肩に手を置いて、なぜか頷いていた

「お前ら…御託話もその辺に……しておけッ!!!」

ニューはその場から浮かれる二人に右拳を繰り出す

が


「遅いなぁ…♪」


ニューが気が付くころには目の前でレオンが拳を受け止め、下にプリシスが滑り込んでいた


ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!!


「ぐがぁあ!ぐぁ!!ぐが!」

ニューは下からのフェイズガンのあまりに高圧縮された弾を一斉攻撃にまともに喰らい、

一瞬動きが止まり、煙を吹き出していた

「あらあら〜どしたの?結構弱いね♪」

ニューはつい熱くなり、プリシスに突っ込もうとするが、時既に遅し

足はレオンの紋章術で一時的に凍結させられている

「こんなのでやられるはずがないだろうが!」

ニューが力を込めて抜け出す前にレオンの紋章術が炸裂する


「アシッドレイン!!!!!」


酸の雨はニューのボディをことごとく溶かしていった、町の道路さえ穴だらけで

町の人々がニューが溶けていく様を悲鳴をあげている

「ぐッ!ぐぎゃぁぁああああッ!!!!!!

ぐふッ!ひと…つだけ…忠告して…やろう!


エディフィスは…貴様らを!消すつもりだ!…かく、ご…してオケ……」


「嘘!…そ、そんな…」

プリシスは目を見開いたままゆっくり膝を付き、嫌な予感にただ体を震わせた

涙さえ落とし、両手で地面を強く掴む

エクスペルの時さえ、父を一度死なせてしまった

エディフィスでも一度リヴァルを失っている

またエディフィスが関わっているとすればどれ程の被害がでるか分からない

「これ以上は…他の人に迷惑かけたくなのに……大事な人は失いたくないのに

…戦いなんて…嫌だ…」

そんな中リヴァルはレオンの胸の中で薄っすらと瞳を開けた

「んん…すいません…役立たずで…前のような…強大な力が使えなくなったみたいです…

…?プリシス…?」

レオンは大丈夫だと納得させ、事情を話した

「ごめんなさい…」


「私が最初にエディフィスにあなた方を招かなければよかったんです…

一人でエディフィスの命令に従っていればよかったんです!

そうすれば!そうすれば…!んっ!」


レオンはそっとその口を奪う

唇を離すとリヴァルを壊れ物を扱うかのように今一度抱きしめた

リヴァルは今にもとろけそうな表情でレオンの瞳を見つめている

プリシスはばーかぁ!私も慰めろぉ!と言いながら、てこてこと研究室に戻って行った

「あの戦いに後悔はない…人々が自由に暮らしていける、ただそれの手伝いをしただけなんだ

だから…僕らは間違ってない…


行こう



エディフィスへ…」







*こめんと*

始まった戦い、リヴァルは前ほどの力は出ずにぼろ負け、

その分プリシスとレオンが頑張ってくれました!

レオンが後方だけでなくっただけでなく、プリシスは無人君というバリエーションをなくし

両拳銃という形に変えてみました

ニュー弱かった弱かったー

なんだこりゃってぐらいに弱かった

お二人の引き立てにしかなっていませんでしたよ!

そして!レオンがなんか紛れて唇を奪う!

イラスト迷いました!レオンが見つめ、リヴァルがとろろんとしているところ!

とか技の部分とか!(付け加え

とにかく、平和だった日常がニューが来るのと同時に地球への攻撃の宣告で落ち込んでしまったわけですが

レオンは!エディフィスに行くそうです!一人で!(おぃ





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