STAR OCEAN Sanctions of God







第一章 






第二部



「嘘!!?エディフィスは完全破壊出来たんじゃ…」

プリシスはガタンと驚きのあまり椅子を倒し、リヴァルを見つめる

レオンは沈黙したまま複雑な表情をしていた

「私はマザーから作られた存在です、私が現にここに存在するわけですから、

マザーは何かしらで再生して、私をまた生成したんだと思いますが

なぜかレオン達との記憶は残ったまま地球にいたのはよく分からないです」

ここまで気が付くのに時間がかかりましたがとリヴァルは呟く

レオンは首を傾げながらリヴァルに問う

「ということは、マザーはリヴァルになにかしらの命令を発しているはずなんじゃ?」

リヴァルは首を横に振り、うつむく

「ただ私は本当にさっき皆さんに倒されたような気分なんです」

意味わからなーい!とプリシスは騒いでいる中、レオンは腕を組み冷静に考えている

「でも何か長い夢を見ていたような気さえします…」

リヴァルはゆっくりと立ち上がり、周りを見渡す

暗がりの部屋にパソコン数台と机が並べられていて、他は機械の部品が転がっている

油の匂いが少し鼻をつくが、何か落ち着ける場所だった

「レオンとプリシスはここに住んでるのですか?」

プリシスは頷きながら立ち上がり、腰に手を当てた

「まだまだレオンも私も半人前だけど…いつかこの地球で名の残る博士になるつもりなんだ♪」

リヴァルは今にも飛び跳ねそうな勢いで微笑んだ

緊張感がなくなった部屋で時計の音が響いている

「二人ともすごいですね!」

リヴァルは微笑ながら手を合わせている


レオンは不意に立ち上がって、リヴァルを抱きしめた



強く、強く…レオンは抱きしめると、ゆっくりと優しくしていく


「ぁ…れ、レオン……」


リヴァルは顔を真っ赤に染め、体が勝手に震えだす


レオンが指先でリヴァルを感じていく


二人の瞳から今まで溜め込んでいた雫が落ちていった


レオンは瞳を閉じたまま呟く


「おかえり…リヴァル」



リヴァルは止まらない涙を拭いながら唇を噛み締める

プリシスは微笑しながら二人を見つめるが、ため息をついて遠くにいる人物を思い出す

リヴァルは目の前がぼやけながらも、しっかりとレオンの両腕を掴む

そしてレオンを触れて確かめる



「ただいまです…レオン!…うぁ…うわぁ…うぁぁん!」








「ねー!リヴァルこれ見て!」

プリシスはレオンの机の上の写真を手に取りリヴァルに見せ付ける

「なんですか?あれ…これ私…ですか?」

少し首を傾げながら、目をぱちくりしている

「レオンったらねー…」

「わ!わわぁぁああ!○×Δ◇■W!!!」

レオンは必死にプリシスから写真立てを奪おうと頑張るが、プリシスは断固として渡さない

「いつもこれを見ながら、おはよう言ったり…わっと!リヴァル…とか言ってるんだよー!」

レオンはプリシスに躍らせている、そんな姿はまだまだ子供で…

「ぷ、プリシスッ!///返せ!」

からかい表情MAXでプリシスはひょいひょいと写真を動かす

リヴァルは黙ったまま赤くなっていたが、いつしか笑い始めていた

「くすくす…あはは…あはははッ」

レオンとプリシスは取り合いした状態で止まってリヴァルを見つめる

その隙にレオンは写真立てを取り返した

「あぁー…」

プリシスはやられたーという表情でいるが、また奪う気にはならない

レオンは気恥ずかしそうに写真を元に戻す

リヴァルがレオンに歩み寄り裾を引っ張る

「レオン…私…ここにいていいですかね…?あてがないですし…それに…レオンと…」

私の許可は?とプリシスは聞こえないような声で呟くが、窓から空を見上げている

レオンはエディフィスにまた企みがある事を考えるが、未だにプリシスは宇宙船を直していない

戦艦を簡単に借りれるものではないし

クロードに無理を言って調査を行うこともできるが、確信がない限り迷惑なだけだ

本当は…そんな事を考えずにリヴァルとずっと…









ズガーンッ!!!









運命は残酷なもので…

研究所の前の通りでありえない爆音と人の叫び声が聞こえる

衝撃で玄関が吹き飛び、前の通りがよく見える

そこには…

「レオン…」

リヴァルが不安そうにレオンを見つめ、レオンがうつむいたまま握りこぶしをつくり

プリシスは既に表情を変えて玄関越しに見える敵を見つめた

「行きましょう…レオン、プリシス」

淡い光とともにリヴァルは戦闘用の服へと変わった

レオンは目の色を変え、プリシスは専用のフェイズガンを手に取り

そして外に踊りでる

そしてリヴァルが呟く












ニュー…!













*こめんと*

リヴァルの真相はさっぱりで、やっぱり蘇った様子のエディフィス

だからってどこでも○アないからちゃんとした確信がもてない!

それでもリヴァルお帰りー!!!

レオンはやっぱり心に秘めて納得していたようですが…

やっぱり会ったらギュッってやっちゃいますよねー!

壊しちゃうように抱きしめると痛いんですよ、あれ

そう言ってやりたいのもやまやまなのですが…

ニューキターーーーーー!

このまんま平和にレオリヴァちゃんちゃん♪というのもありかと思いましたが、

エディフィスが何もしないわけがない!よりいっそう強そうなニュー!

そして絵がぐちゃぐちゃですいません!一つ一つ丁寧に描いたらいつになっても終わりませんので!;

果たして!勝てるか!?(負けちゃいかん








back