STAR OCEAN Sanctions of God 〜神の制裁〜







第十五章








第一部





---エリクール2号星 名無き砂漠--








大地を包む月明かりはどこか優しくも儚さをかもしだす

周りでうっそうと生い茂る草木は砂漠だった印象をかき消し

”創造のエルフ ”はリヴァルの胸で眠りながら涙を零す

「また…会えるよね」

それは自らに宿った守護神へ贈る言葉

響き始める終焉曲をシャルはどこか空気で感じ、ざわめき始める木々に瞳を開けた





「分かった…やってみる」


プリシスはどこか吹っ切れた様な表情で答える

「今の僕たちならなんでもできそうな気がする!」

アシュトンも同じ気持ちでウェルチに決意を伝えた


「くる」


そう先に言ったのはシャル

そして鳴り響き始める旋律

どこからか流れる終焉を思わせる不安定な歌声が心に響いていく


オォオオオオオオオオオオオオオンッ!!!


次々に辺り一面に紋章が浮かび上がったかと思うと、数えきれないエクスキューショナーが現れる

その光景に絶望する事無く、いくつもの壁を乗り越えてきた英雄達は勇ましく構えた

それと同時にフロルが焦り気味で叫ぶ


ブゥウウウウウン!!!


「400年後のゲートを5分間だけ開きました!」


ウェルチは上出来とフロルを褒めた後にプリシスとアシュトンに告げる


「400年後に行ってもらうのはあなた達二人だけ

400年後に再び監視が始まり

より文明発展を遂げた人類は”FD ”世界から確実に制裁が下る

脅威に立たされる世界”エターナルスフィア ”で二人は世界全体を取り込み

一個体となったあなた達は世界を管理するデータ世界から抜け出し…

”FD ”世界で一個体の世界として認識させるの」


そう言われてもよく分かっていないながらアシュトンは元気よく頷いて見せる

エクスキューショナーとの緊迫した状況の中、焦りの気持でプリシスが手を挙げて質問


「あっちで何をすればいいのかさっぱり分からないけど…!」


ウェルチが腕を組んで明るく元気に答えた


「400年後のその場所には私とフロルが

400年分の準備をしてあなた達を待っているはずだから…

安心して!!」


その自身に満ち溢れた表情はプリシスとアシュトンの不安を取り除き、踏み出す勇気を与える


「この時代は任せておけ…どんな境遇に立たされようとも

この仲間と共に乗り越える」


ヴァルンティスがそう背中で語り、熱きオーラが熱意を伝えた


「絶対勝ってみせるから…後で歌と踊りを見てもらいたいな!」


シャルの少し疲れ気味の表情から出る笑顔…それでも活気に満ち溢れている


「約束して下さい…私達の元へ帰ってきてくれることを…!」


リヴァルの少し寂しげな笑顔の後、精一杯の微笑みでプリシスにエールをおくった


「ちょっといつもの二人だと心配だけど…

今の二人なら絶対できるよ、必ずね」


数少ないここまで戦い抜いてきた仲間からの言葉に頬を濡らすプリシス

アシュトンがそんなプリシスの手を引いた


「行こう!」


プリシスは涙を拭ってゲートへ向かう

タイムゲートを思わせる次元の裂け目がすぐ目の前にあり

その前でレザードが腕を組んで立っていた


「レナとエクスペルの事…任せたよ!」


レナが過去で全てを終わらせた確信が無いために不安でたまらない…

未来を守っても、過去へ行った”断罪者 ”にレナを…エクスペルを消される…?

この物語が、皆が歩んできた戦いの日々を…事実を消される訳にはいかない…!


そしてプリシスがレザードにそっと右手を差し出す


「ご安心を…私に不可能はありません」


ぱしッ

レザードがプリシスと握手を交わすと、プリシスがぶんぶんと振り回す


「いつもはムカつく言い方だけど

今はなんだか安心できるよ!」


レザードがいつものように笑うとゲートへの道を開けた

ざっ…

プリシスが不意に足を止める


「レナはこの先に何が待っているか分からないのに…

一人で飛び込んで行ったんだ…」


震える体をプリシスは大きな深呼吸で落ち着かせる

すぐ側にはアシュトンもいるんだから…

大丈夫!


ブゥウウウンッ!!


プリシスとアシュトンはゲートに飛び込んで行った




























---400年後 エリクール2号星 聖王国シーハーツ シランド城 最後の防衛戦城---




「っと…えーと…えー…………」

プリシスとアシュトンが驚くも無理はない光景

まるでここに来る事を知っていたのか王に謁見するかの様な形で

大勢の人がプリシスとアシュトンにひざまずいていた

その大勢の人々はほとんどが怪我を負いながらひざまずき、偉そうな貴人もいれば一般民衆もいる…

辺りは曇っており、今いる城は無傷の状態ながら地平線まで辺りを見る限り…

山は燃え、民家は崩壊、まるで戦争で追い詰められた状態の様な光景…

敵は…すぐに分かった

辺り一帯にその敵ははびこっている


「エクスキューショナー…彼らはそう言っていました」


ふと声がした方を向くと一瞬でプリシスとアシュトンの前の道から人が退き

一人の高貴な女性と明らかに王様風貌の男性が歩み寄ってきた

アシュトンが不意に呟く

「この国の王様と女王様でしょうか…?」

そう思わずにいられない民衆の反応

女王らしき女性が含み笑いをしながら王様らしき男性に笑いかける

「だそうよ…?」

どこか楽しげで曖昧な返事に王様らしき男性が目線を反らし、腕を組んで答えた

「俺達二人はそれぞれ国を統べる者…

今この城、この国は女王が統括する…ゆえに…」

そんな話をする中割って入るように見覚えのある少女が発言する


「ほら!時間ないわよ!!」」


髪を二つに分けた相変わらずなウェルチが目の前にいた

違和感なく女王と王はウェルチを受け入れている

どういう関係なんだろうか…?

「……えっと…まず状況説明を…」

400年経っても変わっていないウェルチ…

さっきまで一緒にいたウェルチとテンションが変わらないのだから凄い…

そんなウェルチに安堵の息をこぼす二人だが、喜んでいられる状態ではない…!

ウェルチが少々焦り気味ながら短直に答えた


「”神の制裁 ”が実行された今…

世界はもうもたないの…」


人類の進化を見定めた創造主は制裁を下す…

世界にはエクスキューショナーがはびこり…星を滅ぼしていく…

いずれこの宇宙は物理バランスを崩してしまう…

大変分かりやすいながら、大変ストレートな回答に息を付く二人

「もう少し説明もらっていいかな…?今から私とアシュトンが何をすればいいかとか…」

ウェルチはまず隣で話をし続けているこの国の女王と他の国の王に目を向ける

女王の第一声…


「申し遅れました…

私…この聖王国シーハーツの女王、シーハート27世…

ロメリア・シン・エミュリールと申します

そしてこちらが…もう一人の」


そう言うともう一人のギラリとした瞳ながら笑みを浮かべる王がマントを翻した


「アーリグリフ王国、国王のアーリグリフ13世…

アルゼイ・バーンレイド…

貴殿達が来てくれる事を心から待っていた」


思った通りの王と女王の雰囲気に二人はより緊張してしまい、頭を下げるしかできない

ウェルチが少しこそこそとプリシスとアシュトンを奥へ連れて行く


「ごめーん!凄い待たせたけど…!戦闘配置についとくように言っといて!」


ウェルチの一言にアーリグリフ王とシーハーツ女王が頷いて答え

ひざまずかせていた者達を定位置に戻し、指揮をとっていく


「この星の国の王様達より偉いの?ウェルチって…」

奥の部屋へ向かう途中にアシュトンがプリシスに抱えられながら呟く

ウェルチがどこか苦笑い気味に答えた

「400年も姿隠しながら生きてても…やっぱり色々誤魔化せないし…

最終的に城にかくまってもらうこともあったの

二国には代々お世話になっちゃってるし…

だからさっきの二人は赤ん坊の時から知ってる…

一応一般人扱いで色々研究してきたんだけどね…」

400年の風貌が全く伺えないが、どのような気持ちなのだろう?

レザードに聞いても変な答えしか返ってこなかったので気になるところだが…

がちゃ…

目の前の大きな扉を開けるとそこには見知らぬ背の高い女性が振り向いて笑顔で迎えてくれた


「お久しぶりですね…プリシス、アシュトン」


見覚えがないのだが、その女性はプリシスとアシュトンを知っている…

服装もこの城の使いのような気がしてならないのだが…違和感がありながらも察しがついた

「フロル…?」

頷くフロルにウェルチが付け足す


「フロルっていう少女は本当に存在する人だったから…

体を返して、今はエレナ・フライヤって言う名前で

私と同じ”オリジナル”個体で活動してたの」


二人とも400年も変わらない美貌にプリシスは少しむっときたらしく

アシュトンの顔をじっと見つめる

「私、まだかわいい?」

アシュトンはうるっとした瞳にどぎまぎしながら頷いてみせた

「ずっと可愛いよっ」

いとおしくてアシュトンをギュッとするプリシスを今度はウェルチとエレナが嫉妬の念を抱く…

「そこまで愛されたことないわよ全く…」

とにかくフロルという確認が取れて一安心だが、また疑問が…


「二人ともここにいるってことは…

レオン達は緊急プログラムの24時間を耐え抜いたんだよね?」


そういうことになるのだが…

ウェルチもエレナも大きく頷かない

「私とエレナはあの後レザードに助けてもらう意味合いで良く分からない迷宮空間に投げ込まれたの…

200年ぐらい経ってたからこの場所に再び放り出されたからさっぱりで…

だって緊急作動したのは英雄さんたちのいた砂漠だけだったから…

星の文明はいたって平凡だったのよー」

レザードの迷宮空間など二度と思い出したくない

そんな想いでレオン達の健闘を願う…


「どうか…どうか幸せに暮してますように…」


ウェルチが語り出す

「この星にはもう一つ昔の地球並に発展した大きな国があったの…

けど…つい最近エクスキューショナーの猛攻で滅んだ…

守り切れなかったのが…今でも…悔しくて」

首をぶんぶん振って調子を直そうとするウェルチ

この星でアーリグリフやシーハーツが一般的な文明発展だとしたら…

400年前は同じ条件だったのにその国は大きな発展遂げられた…?

もしかして…オペラとエルネストは…この星に居続けたのだろうか?

何か紐解けそうな気がしたが、ふと疑問を持つ

「なんでこのお城だけ無傷なの?」

相当な文明発展した国を差し置いてこのシーハーツだけが残っているはおかしい

さっき辺りを見渡した城下町や山々…エクスキューショナーの数を見る限り…

勝ち目など…

エレナが息を付いて椅子にもたれかかる

「それは私があなた達が来る座標を安全地帯として確保できるように張ったバリア…

エクスキューショナーの情報分解を反転作用させる凄いやつんですけど…

ここを守る時間が経つにつれエクスキューショナーも変化してきて…もうもたない感じです」

エレナはハッカーとしては一流だが、常に進化し続ける世界に追い付けていないのだろう…

アシュトンが眉を潜めながら一歩前に出る

「もう時間もないんでしょ…?これから僕らはどうしていけばいいのかな?」

ウェルチが頷いてエレナと目を合わせると…紋章が部屋全体を覆った


ズゥゥウウウウウン!!!


壁が大きく開くと相当な装飾を施された部屋が姿を現し、その中央に様々な紋章で封印されている石がある

紅くも圧倒的なオーラを放つ石…

プリシスもアシュトンもそれが何か分からずに

エレナに渡され、角度を変えて見るも…

「何…これ?」

エレナがプリシスのぽかーんとした表情に含み笑いしながら答えた


「賢者の石」


プリシスもアシュトンも目をパチクリさせるだけであまりいい反応をしない

「凄いの…?」

さすがにプリシスのこの発言にウェルチが吹いた


「あははは!!凄いのって…凄いのってぇ…!

凄いに決まってるでしょー!

世界の全てを凝縮してあるんだから…!

精製するのにレザードの迷宮なかったらヒント見つからなかったわよ!!

最近できあがったんだからねぇー!!

もう褒めて!!」


妙に熱くなっているウェルチにプリシスとアシュトンが「おおー」と拍手で褒め称える

鼻高々なウェルチをよそにエレナが説明を始める


「前回は星の記憶を封じ込めたブルースフィアを

媒体にエディフィスを取り込みましたが、賢者の石は…

宇宙を取り込む際の媒体として使います

世界と繋がる役目はセフィラで行いますので…

そこに二人の意思が同調すれば…

宇宙を一個体として行動できるようになります」


緊張の面持ちで聞き入るプリシスとアシュトン…


ズッガァアアアアンッッ!!!


「っ!!」

とてつもない地響きと共に天井にひびが入り、ぱらぱらと崩れの予兆を見せ始めた

エレナが憎悪を感じると焦りの表情で二人に呼びかける


「まもなくこの城の周りのバリアが壊されます!!

セフィラが保管されている聖殿カナン、セフィラの間へ向かってください!

そのセフィラの間は独立したプログラムで

直でこの世界と繋がれるようになってます!!

タイネーブ!ファリン!!」


その声と共にいつのまにかプリシスとアシュトンの後ろにいる隠密黒装束の少女二人

「はい、分かっています…私達が責任を持ってセフィラの間まで案内いたします!」

キリッとした目に短髪な少女タイネーブ、おっとりした少女ファリンも負傷しながら

強い意志と共に堂々とした構えでエレナの言葉に従う

「この二人は女王直属の隠密”クリムゾン・ブレイド ”の優秀な二人…

まだまだ経験は浅いけど、盾ぐらいにはなってくれるわ!」

ウェルチの言葉に照れる二人…

だが、すぐに顔色が変わった

「申し訳ないです〜先ほどの地震で聖殿カナンへと向かう封印堂の入り口…

大聖堂の天井が抜けてカナンへ向かう道が閉ざされてしまいました〜」

おっとり口調ながら焦りを見せずにファリンが答えたが、エレナが予想外の出来事に眉をひそめる

無理やり大聖堂の瓦礫を吹き飛ばせば城が確実に沈む…

タイネーブが目を細めてプリシスとアシュトンに頭を下げた

「迂回路はエクスキューショナーの大軍を突っ切って行く必要があります…

お二人の身を危険にさらすのは大変…」

プリシスがタイネーブの頭をぽんぽんと叩く


「大丈夫、私達はそんなにやわじゃない

ちょちょっと行って本当の敵倒して皆の平和を取り戻すから…!

行こう!!」


タイネーブが頭を上げない…

震える肩で拳をギュッと握りしめた


「どうして…そんなフェイト達みたいに強くいられるんですか!?」


フェイトと言われてもプリシスとアシュトンは?だが

その人達もまた私達と同じく抗う人達なのだろう…

プリシスは迷わずに答える


「強くないよ…ただ私達は…

私達にできることをしてるまでなんだ」


使命…一番それがしっくりくるのだろう

タイネーブはそんなプリシスの瞳を見て頷いて見せた

「はい!」

タイネーブの笑顔とともにプリシスも元気にうなずく

「じゃあ…私は戦闘に参加してくるかなっと」

ウェルチが突っつき棒をぶんぶん振りまわしてやる気満々

それで戦うの…!?アシュトンの心の叫びは届かない

「タイネーブ、ファリン?私も守ってくれないと困りますよ?

というかプリシスとアシュトンは守らなくてもあなた達より強いです」

細身の少女と小さい球体のちょこちょこ歩くマスコットキャラから想像できなのか

タイネーブとファリンが少し驚いている

エレナはプリシスとアシュトンに同行するため、動きやすいように

二人と同じ隠密黒装束に着替えていた

プリシス達は迂回路から聖殿カナンへ向かうために戦場へ…









---聖王国シーハーツ シランド城 最後の防衛戦城---


カラッと晴れた冬の空はどこか寂しく、虚しく雲が漂い

崩れ始めた城の入り口にはアーリグリフとシーハーツ、二カ国の旗が風に舞う

その前で二人の国の統括者が立ち、その横にプリシス、アシュトン、ウェルチが立つ

まずシーハーツ女王が口を開く


「私達がこの場所を守るために抗ってきたのは…

この二人の救世主様方のためでもあります…

ですが大聖堂が崩れた今…ここを守るだけというわけにはいかなくなり…

迂回路までの護衛もしなくてはなりません…」


その話を聞いて皆に不安の空気が漂い始めた

今戦えてエクスキューショナーに対抗できる者は数人しかいない…

その数人が抜けたら…城は守りきれないのは確かだ…

ウェルチが一歩前に出て不安げな空気を打ち切るかのように笑う

その時…上空にいたエクスキューショナーが動き始める…

遠くから巨大な何かが迫っていた


「あれ…?どこかで見た覚えが…?」

そうアシュトンが呟くと…轟音と共に上空から雲を突き抜け、特徴のある紅い戦艦が姿を現す


「バンデーン…?」


プリシスとアシュトンはどこか希望の眼差しを向けるも…

ここにいる星の人々は皆、驚愕した

ウェルチとエレナは焦りを隠せない…


ブゥゥウウウウン!!!


城門の目の前で立ちはだかるかのように多くのバンデーン兵がワープする

先頭に立つバンデーンは緩やかな動きで歩き出す


「我々は世界を救おうとしました…

だがもう世界は滅ぶ…

このままではそのために犠牲にしていったモノはなんだったのでしょう」


プリシスはアシュトンと飛び出す間合いを計っていた

目の前のバンデーンが何を言っているのか分からないが…心が嘆いているのは分かる

ざわめく人々、ウェルチがこそこそと二人に耳打ちした

「バンデーンは今の世界だと、この星の二国の戦争の時に横やり入れて沢山の人を殺したの…

一人の世界を変える少年を狙ってね」

考えれらない情報に耳を疑うも…冷酷な表情でいるバンデーンに悲しむ他ない…

目の前にいるバンデーンも…私達の…敵…?


「時を超える者ですか…」


オォオオオオン…


ざわざわざわ…

そのまま歩むバンデーンは圧倒的なオーラを放ち、なぜだか背を向けて戻っていく

そのオーラはどこか知っている気がする…

一気にバンデーン兵は道を開けるために身を引き、そのバンデーンがそっと振り向いた


「あなた達の壁になるつもりはない…

明日へと続く道となりましょう」


その言葉に唖然とするバンデーンとそれに反する民衆…

プリシスとアシュトンは目の前の者が他人とは思えなかった…

「何かやっぱり救世主ね…」

ウェルチとエレナ、他の人々も圧倒的な力でやってきたバンデーンを従える光景に唖然としている…

エクスキューショナーが本格的に動き出したのは…それから数分もかからなかった











*こめんと*


ついにこのSO3の世界へ

やっと繋がれた二つの世界…

分かる方にはお馴染みの方々

良く分らなくても新しき未来の世界

そこはすでに死にかけ…

宇宙全体でエクスキューショナーがはびこる世界となる

時間もほとんど残されていない中

最後の希望を託され…

セフィラの間へ迂回して向かう事に…

現れたバンデーンは…400年の時を超えながらも二人に従う…


この戦いの行方は…?


こうご期待!!!


2009/07/4  蒼衣翼 




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