STAR OCEAN Sanctions of God 〜神の制裁〜







第十三章








第三部





---β部隊---


壊滅的ダメージを受けながらもシャルの助けもあり

なんとか持ち直したβ部隊

ふりつける豪雨、そしてバンデーン艦が炎の轟音と共にエディフィス全土を黒い煙で覆う

部隊それぞれが己の役割を果たしながら、無限に沸いてくる魔物達の相手をしていった


「どうしたのだ…?ヴァルンティス…息切れをしているようだが」

ジーネが燃え上がる魔鳥の状態で、横で息をつくヴァルンティスに相づちをうつ

「まだ力の制御が…な…だが、目の前のタフな邪竜には負けるつもりはない」


グォオオオオオオオンッ…


邪竜ブラッド・ヴェインの大地を揺るがす雄叫び

ジーネと二人がかりで邪竜の猛攻を受け止め

なかなかの激戦を繰り広げていた

こちらは他の部隊員達は手出しは出来ないために避けるように戦っている


ズガァッ!!


そう無駄話をしている間に邪竜の容赦ないメガトン級パンチ

邪竜のなかなかの巨体でありながら相当な素早さととてつもない威力の攻撃達

「む…」

右拳でその攻撃を受け止めるヴァルンティス

少しばかりダイレクトな攻撃を受け、雨で少々ぬかるんだ地面に足を沈ませる

邪竜はそのまま尾をしならせて、横から鞭のようにしてヴァルンティスにぶちかまわす


ズパンッ!!


「ぐッ…」

足が地面にめり込んでしまったため、力を受け流す事が難しくなり一瞬よろけた

ゆらりと動めく邪竜の眼光はヴァルンティスを見つめ…


ズガァアアンッ!!


攻撃をしかけようとした邪竜をなぎ倒すジーネの滑空からの突撃

大きな足の爪で邪竜を蹴り上げるも、邪竜がすぐさま体勢を立て直し


スパァアアンッ!!


降り立つジーネの顔面に空を切る勢いで大きく振った尾をたたきつけ

身動きが取れなくなっていたヴァルンティスに再び大きな爪を突き立てる

ヴァルンティスの眼光がギラリと光ったと思った瞬間…


「波動・轟ッ」


ズッガァアアアアアアンッ!!


轟く大地、ヴァルンティスを中心に大地が地割れを起こし、吹き上げるマグマ

邪竜はためらいなくそのマグマごとヴァルンティスに向けて業火を放つ


ズオォオオオオオッ!

ズガガァアアアアアッ!!!!


その業火はマグマに一瞬で大穴をあけて周りの大地を焼き尽くし、吹き飛ばしていく

「星が持たないぞ…?」

吹き飛ばした大地の真ん中でヴァルンティスは腕を組んで笑っていた

追撃を試みる邪竜の後ろから再びのジーネの電光石火

邪竜がその攻撃を受けて前のめりに地面に伏っしたかと思うと、ジーネ、ヴァルンティスが上空からの…


「オォオオオオオオオッ!!」


邪竜の威圧、圧倒、空を震撼させる怒涛の唸り

またしてもヴァルンティスとジーネがビリビリと痺れる空気に一旦身を引く

そんな戦い続けているにも関わらず、両者どちらも一歩も譲らない戦いを繰り広げていた


”我らは神の代弁者 

この星の存在は全て我らが抹消する”


突然の出来事だった

一瞬にして魔物が消えうせ、β部隊が一時大喝采したが…

気がつけば回りは天使を模したような者達が埋め尽くし、異様な力のオーラにβ部隊は手を出せずにいた

それでも攻撃をやめない邪竜にヴァルンティスとジーネは周りを伺いながら後退し始める

「さすがに様子を見たほうがよさそうだ…」

ヴァルンティスが邪竜の一撃を避けると、大きく後ろに下がり

追撃をしてきた邪竜がその”代弁者 ”を蹴散らしたとき…

邪竜は突然呻き声をあげたかと思うと、下に大きな紋章が刻まれ身動きが取れなくなっていた

「あぁも簡単に邪竜の動きを奪うとは…我らもそうそう余裕な状態ではないようだな」

ジーネがそう呟く中、背中に乗っていたヴァルンティスが上空を見上げておぞましい光景を目にする


「どいう事だ…この星に今何が起きている…!」


空は曇っていた、立ち込める煙に空は薄暗くはなっていたが…

空を覆いつくすのは…何枚もの羽を生やすとてつもなく大きな黒く濁った金色の存在達…

数は…考えるに星を覆い尽くす程…この際、無量大数と答えるのが妥当だろう

下は”代弁者 ”と名乗るもの…気がつけば黒の同類の天使達も姿を現していた

「我らといっていたな…下にいる天子もどきと同類となると…上の存在も同類…どうするジーネ」

ジーネが何かを感じ取りながらも大きく羽を羽ばたかせ、上空に向かって旋回していく

「汚れた存在という訳ではないが…今まで戦ってきた魔物とは存在自体が歪過ぎる…生も感じられない…」

ヴァルンティスが大きくしなるジーネの角に掴まりながら首を傾げた

「さっきまで戦っていた魔物の群れを動かした者以外に…

また違う存在が介入してきた…という感じだな

かと言って見す見す抹消されるつもりはないのだろう?」

ジーネが上空に向かって疾風のごとく突っ込む中、頷き答える

「下の存在はそこまでの強さではない事はわかった

だが…上空の者達は力を確かめる必要がある…あの数だからな…それに今飛べるのは私だけだ」

確かめる…ヴァルンティスはどこか口元を緩めていた…が…

二人は唖然とする

「そこまでして完全に私達を消すか…既に人が考えられる存在じゃない」

その”存在達 ”に近づくにつれて…その大きさがとてつもない大きさだという事が分かった

雲を抜けて日が沈んだ空を上に上に進んでいく上で、大気圏と宇宙空間にいるであろう”存在達 ”

それなのに前の目に壁の様に蠢く…ゆうにその”存在達 ”はまばらながら

数キロに渡る巨体を物理法則を無視しながらその場にとどまっていた…

ジーネは一匹のその”存在達 ”と目があう


”ワレラハシッコウシャ”


その瞬間…

「ッ…!!!」

ジーネが急に無理な急速反転をしてヴァルンティスを自分から落とした

風を切りながら落ちていくヴァルンティスは波動を使えばジーネの元へ戻ることは出来たのかもしれない…でも


ズガァアアアアッ!!!


ジーネは既に紋章の刻まれた光の輪の様なモノに体中を束縛され…ゆっくり圧縮されていく

「ジーネ!」

ジーネはヴァルンティスの方を見ず大地に向かって叫んだ

その瞳はどこか悲しみの溢れながら強さのこもったもので…


「魔族は不滅ッ!そうだなッ双頭竜!!」


地上にいた邪竜は目の色を変えて上空を見上げる


ズガァアアアアアアアッ!!!


一瞬にしてジーネを包んでいた光はジーネを圧縮し…

”シッコウシャ ”がニヤリと笑ったかと思うと一気にその輪に力を込め…


ジーネは光となって消え去った


そんな光景を目に焼き付けた邪竜が体を震わせて…


オォオオオオオオッ!!!


大きな悲痛の雄たけびをあげる


びゅおぉおおおおッ!!

風を切りながら落下していくヴァルンティス…


ズガァアアアアッ!!!


その体に気が付けば先ほどジーネを消した光の輪に体を包まれた

身動きせずにその輪を操るかのようにその”シッコウシャ ”は右手をゆっくり握り締めていく

「がぁあああッ!!!あぁああッ!!」

その握り締める動作と一緒に輪がヴァルンティスを圧縮する

星をも破壊する筈の波動の力を全開に使っても微量に押し負けていて…

意識が朦朧となる中…ヴァルンティスは虚しい末路に笑っていた


バンデーンの勇姿を…見せ付けるのでは…ないのか…?

父様を守るため…全ての生命を守るために強くなると誓った…

既に天使に覆われた地上のバンデーンも数時間と持たない間に壊滅する…

私はこのまま…


ズォオオオオオオオオオッ!!!


眩い光と共に現れたラファエルから次々に地上に現れたのは…

「もう、とにかく蹴散らしてこぉ!!!」

プリシスの元気な声と共に展開する仲間達

シャルの癒しのメロディと共に全員が全力で”代弁者 ”を消しさっていく


「アシュトン!」

プリシスの掛け声と共にアシュトンがプリシス全身を包み込み…

周りの物質を取り込みながら姿を変えた


ズゥゥゥゥウウンッ!!!

『一心同体融合!スター・アシュトン!!』


蒼き鎧を纏った、無敵君と類似した大きさの巨人へと変わり、周りを圧倒する

二つの意思が同調して動く性質ながら中の意思のアシュトンが愚痴を零した

『何その名前…』

スター・アシュトンは独りでに喧嘩を始める

そんな中レナの真剣な眼差しと構えるオーマ

レオンとリヴァルが背を合わせながら構え、シャルとレイアは歌と舞に全てを注ぎ

ヴァンが楽しそうにグングニルを地面に突き立てた

そして十賢者のそれぞれの定位置での攻撃編成


”この程度の小さな存在が…

我々エクスキューショナーには

到底及びません ”


レザードがニヤついた後に複雑な黒い紋章を下に刻む…


「召還…アポトロディウス…!」


ズゴォオオオオオオッ!!!!


とてつもない大きさの紋章から黒いオーラが吹き出ながら…

仲間を避けるように召還されるアポトロディウス…

既に地上を制圧したと思われた”代弁者 ”達

それでもレナ達の帰還と共に一気に形勢を変えた


その様子を上空からみたヴァルンティスは…


あぁ…まだ馬鹿をやる奴等がいる事を忘れていた…

背中を守り合う仲間が…

…暖かい……ここまで仲間がいる事で安心し…

力がみなぎるものなのだな…


「私は今ここで祖先の


『仲間を守り、向かうものには容赦なき力』


を解放する…」


オォォォォォオオオオッ!!!


”バンデーン・エンペラー ”


ヴァルンティスを包んでいた筈の光は一瞬で消し飛び

その代わりに黒き紅蓮の波動がヴァルンティスがいる付近一帯を覆った

黒き波動は絶対的な意思”誇り ”を…

紅蓮の波動は圧倒的な情熱を…


「今すぐそこから離れろ」


突然聞こえた声にレナ達が唖然とした

「え?今ヴァルンティスの声が…」

聞こえるのは上空


オォォォォォオオオオッ!!!


ズガァアアアアアンッ!!!


レナ達を避ける様に飛来したのは全長数百メートルを超える

皇帝”エンペラー ”の波動を纏ったヴァルンティス

雲を空を切るその大きさと眼光は地上はおろか上空さえ圧倒した

「凄い…これなら…この星を抜け出せるかも…」

レナの期待と共にレザードが微笑する

「抜け出すための”モノ ”は一応は用意しています」

レナは気合を入れなおし、再び駆けていった


レオンの軽快なステップと共に”代弁者 ”が次々に吹き飛んでいく

リヴァルは白銀の羽ばたかせそのレオンをサポートしながらも確実に沈め

ヴァンの豪快ながら圧倒的な力にねじ伏せ、レイアとシャルを守り

十賢者はいつのまにか思い思いに戦い始め、少し収拾がつかない状態になり始めていた

レイアとシャルは舞と歌で空間を優しさで包み込みながら辺り一帯の敵をねじ伏せる

「きりがない…」

レナのポツリと呟いた一言

オーマを振り下ろし、一息つくレナは上空を見つめる




「獄・波動明王ッ」


ズオォオオオオオッ!!

ズガァアアアアアアアアアアアアアアッ!!!


上空の”執行者 ”に向けて放つ”エンペラー ”の波動の力

”執行者 ”の群集によって黒ずんだ上空に大穴をあける程のエネルギー波

エディフィスの軌道さえ変え損ねない威力ではあるために、また加減を施す


アシュトンとプリシスの融合体、スター・アシュトンはかたちどった無敵君を凌駕し

素早さと威力に地上の”代弁者 ”達を次々に地面に伏した

『やっぱり私達の相手じゃないね!』

取り出した大剣と共に蹴散らすも、アシュトンが後先が少々不安になり始める

『でもさ…この周辺の敵を殲滅できても星の全てに広がってるなら…

きりがない…』

いつの間にかスター・アシュトンの横に立つレザードは軽く首を横に振った

「一瞬にしてこのエディフィスからあの”者達 ”を完全抹消する方法はありますよ」

それをいつのまにか聞いていたレオンが腕を組みながら上空を見上げて眉間にしわを寄せる

「どうして最初からそれを…」

レオンが呆れるとレザードが険悪な表情で答えた

リヴァルがレオンの横に降り立ち、首を傾げる

「どうするんですか?

後抜け出す為の船は…」

レザードが一息おいて瞳を閉じ…ためらって終止無言…

オーマ片手に駆けてきたレナが目をぱちくりさせた

「船は最終手段としてアポトロディスに乗ってもらいますが…

抜け出す為の手段を実行する上で…

一瞬でいいのでエディフィスと宇宙の境界線にいる有害な者達をどかしてもらいたい」

アポトロディウスにどういう風に乗るのかは今は置いておくとして、レオンは悩ましい表情になる

それができたら苦労しない、そんなレオンはため息をついた

「万事休すか…」



スター・アシュトンは遠くに邪竜が”代弁者 ”達に攻撃され、倒れこんでいるのを見つけ

アシュトンはすぐにその邪竜が何者であるかを理解した

「ギョロ…ウルルン…

プリシスごめん…ちょっと」

融合したアシュトンとプリシスの意識はホワイトアウトしたかと思うと

地面にへたり込むプリシスは苦笑いし、息をつく

「もう…」

てこてこと元の無人君サイズに戻って邪竜の元へ走って行くアシュトン

唸る邪竜の前にポツンと立った

「………」

アシュトンと認識したのか、邪竜はアシュトンと目を合わせる

ただ何も言わずに邪竜はアシュトンに顔を寄せ、アシュトンはその顔にそっと触れた


オォオオオオオオ…


眩い光と共にアシュトンは邪竜を全て包み込み

光の中でアシュトンとギョロウルの意識が漂う

『……』

どこかはっきりしない意識の中でアシュトンは背中に重みを感じた

懐かしい重み、ギョロとウルルンがどこか笑っている様に感じられる


『そっか…ジーネが………』

アシュトンが聞く中で、後一歩早ければ…そう思わずにはいられない

『もう、お前は違う人生を歩んでいるのだな』

ギョロがどこか清々しい様子でそう答えると、アシュトンがどこか恥ずかしそうに笑う

『プリシスのために生きるっていうのは変わらないけど…

僕は無人君の意思を受け継いだ…

だから僕は今まで以上に全力でプリシスを守るために生きてる』

ウルルンがほんのり微笑した、寂しさも交えながら

『クク…相変わらずだな…

なぁ、アシュトン…我等は…もう休んでいいのだろうか…?』

ジーネが去ってしまったと共にギョロウルも薄々分かり始めていた

人ほど順応性がない魔族が違う惑星を渡り…戦ってきたのだから…

もう魂も持たない事を…

分かっているかのようにアシュトンが瞳を閉じた

『もう一度僕達に力を貸して欲しい…』

ギョロとウルルンがそう言われる事を望んでいたかのように前を見つめる

『ここまで人に必要されることに心を高ぶらせている…我等はもう人なのかもしれないな』

ギョロがそう言ってウルルンが口元を緩めて笑う

アシュトンが涙を滲ませ、ギョロが息を付いた

『これで…我等も最後だ…一暴れさせてもらおう』

アシュトンは納得の表情で頷き、そっと目を開ける


『ありがとう…ギョロ、ウルルン…』

オォオオオオオッ!!!



「凄い…」

プリシスのその言葉と共に目の前に現れた人型のドラゴン

邪竜としての面影はなく、アシュトンの眼差しと優しさ

それを含めたギョロとウルルンの意思と強さ

そんな数十メートルもあろう竜人が地面を踏みしめる

『レザード”執行者 ”達は引くつもりはないだろう…ならば地上に全て誘い込む

これでいいか?』

アシュトンとギョロとウルルンが挑む最後の輝き…

レザードがその作戦に頷く他ない

「大気圏にいなければ問題ありません

ですが、事を済ませたらすぐにここへ帰ってきてください」

今は一刻を争う…神の制裁は待ってくれない…惑星ストリームへ行く必要がある

ヴァルンティス程の大きさでないものの、一気にヴァルンティスの顔の前まで飛び上がった

うなる風と共に竜人が腕を組み、ヴァルンティスがほくそ笑む

「この大気圏にいる”執行者 ”を地上へ誘うのだな…?

私の上空周辺の”執行者 ”を消す程度では降りてこない…

ほとんどの”執行者 ”の気を地上に向ける必要がある」

竜人はなびく風とどこか宇宙圏の近さからの暗闇に瞳を光らせる

『地上ではレナ達が全力で戦ってくれる…我等もそれに従う…』
 
ヴァルンティスが竜人の眼差しを見て”エンペラー ”の波動をエディフィス全土に響かせる

「私も星を壊さぬ程度にやらせてもらうか」

ゆっくりと”執行者 ”が動き始めた…



竜人が上空へ向かった後にレザードが目を開けて皆を見やる

「それで…大気圏とかから”執行者 ”達を追い払って…何をするの?」

レナはどこか緊張した様子でレザードの作戦に耳を傾けた

レザードはしっかりとした表情で頷くと隣にいたリヴァルに語りかける


「前に授けたブルースフィア持っていますかね?」


リヴァルがそう言われた時レオンに振り返った

「え?ブルースフィア?持ってるけど…」

レオンは首から掛けていた…ペンダントを取り出した

エディフスでリヴァルの分身として今まで持っていた大切なブルースフィア

リヴァルもとっさに首に下げていたブルースフィアを服越しに握り締めた

そのブルースフィアは目覚めた時、最初から身に着けていたブルースフィア…

「ブルースフィアってただの鉱石の結晶体じゃ?」

レザードが笑みを浮かべながら首を横に振ってもう蒼くない空を見上げる

「レオンが持っているブルースフィアは…

私がリヴァルがアクマとして復活するためにに授けた星の記憶の結晶

今リヴァルが首から提げているのはマザー・エディフィスの魂の結晶」

リヴァルがぎゅっと自分のブルースフィアを握り締めた

マザーの魂…

「これらでこの星をどうにか出来るのですか?

大気圏辺りを一掃するのはまるで星一固体で何かをするような」

レザードが確信ではないものの、コクリと頷いてみせる


「プリシス、この二つのブルースフィアを持って

アシュトンと融合して下さい」


融合…しっくりこないというか、人間味がない事を言われてプリシスが少し傷ついた…

そんな事を思いながらプリシスは首を傾げる

「融合して…?え?このペンダントと?」

ペンダントと融合したらスター・アシュトンに

ペンダントをぶら下がるのを想像するプリシスは目をぱちくりさせた

コクリと頷くレザードは、眼鏡をクイっと直すとニヤリと笑ってみせる


「おふた方とエディフィスの星の記憶と、マザーの意思と共に…


星を感じ…星を我が物にしてください」


プリシスは顔は笑ったまま無言でかくかくと首を傾ける

「え?星と融合?それで敵壊滅?」

レザードがニヤニヤ笑いながら頷いた

「あはは」

プリシスは頭をかきながら周りの仲間のぽかーんとした空気に苦笑いする

「何これー…」










*こめんと*




ただひらすらに全力投球!!している蒼衣も急がしさと一緒に頭がぱーになってまた小説スランプでした…;;

規模が大きくなるにつれて人知を超えた力やら能力やらで話を書くのがつまるわけで…

後、挿絵は時間の関係上後々追加しておきます;;

そんなこんなでストリームへ向けて旅立とうとするレナ達

レナ空気になりがちですが、この先全員一人ひとりいなくては成し遂げられないお話になって(ry

ギョロウルの最後の灯火と共にレザード提案の星を取り込み、敵を殲滅させる…

何これ…?プリシスはただひたすらに呆然と立ってみる…





こうご期待!!!


2009/02/02  蒼衣翼 




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